猫の手を借りた日

何も手につかなくなって、投げ出したくなった時は、映画館へ映画を観に行く。

そんな心境だった。ただ、時間に間に合うか焦っていた。

ついいつもよりアクセルの踏み込みが深くなる。

信号の度に黄色や赤信号。やけに目につき、気に障る。

そんな時だった。

ヨタヨタと一匹の猫が車の前に歩いて出てきた。

ドンとぶつかった場合の感触が体に伝わってきた。

轢いてはいけないと思わずブレーキを力強く踏む。その音に驚いて猫は走って逃げていった。


猫を轢くこともなく、事故になることもなく、時間にも間に合い、結果的には何事も無かった。

でも、いつの間にか心がトゲトゲしていた自分に気付く。何となくイライラしていた自分に気付く。

もし雨が降っていたら。もし雪道だったら。もし後方車が十分な車間距離をとっていなかったら。

何かひとつの状況が違っていたら、今の状況や心境も大きく違っていたかもしれない。

赤信号や黄信号は事前のメッセージだったのかな・・・と思ってみたり。全ては後からわかる事。

心と時間に余裕を持って行動するようにしたい

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いつか、全ての垣根を越えて手を繋ぎ合っていける世界になればいいな。

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